柳生新陰流兵法・第22世宗家の柳生耕一氏と柳生会の皆さまの米沢合宿が12月2~3日に行われました。3日の午前は稽古の様子を一般に公開され、正装に着替えての演武も披露していただきました。
また、希望者には兵法の体験コーナーや質疑応答の時間もあり、新陰流についての理解を深めました。
公開稽古
演武会
上泉一治氏(米沢市松が岬)から新陰流の流祖の子孫として柳生新陰流の柳生家との出会いのお話のあと、柳生耕一先生から流祖への感謝と米沢合宿の意義についてご挨拶がありました。
また、柳生新陰流の神髄をなす「性自然」「懸待表裏」「転(まろばし)」「真実の人」などの説明をしていただいた後、「三学圓乃太刀(さんがくえんのたち)」、「九箇乃太刀(くかのたち)」、「燕飛乃太刀(えんぴのたち)」などの演武を披露していただきました。
体験会
質疑応答
「柳生新陰流から学ぶ剣道」高山潤一先生
午後からは柳生会のメンバーで剣道教士八段・高山潤一先生(愛知県一宮市)による「柳生新陰流から学ぶ剣道」の講話と実技指導、剣道稽古会が行われました。同じ柳生会の教士七段・池永守邦先生(東京都板橋区)も協力され、新陰流と現代剣道の違いや新陰流のこころ、現代剣道への応用などについて指導していただきました。最後に新陰流の「昨日の我に今日克て」の精神で修練を積むことの必要性を強調されました。